かつて出雲大社の宮司家である千家・北島の両家に祝い事があった際に、氏子が稲佐の浜で凧をあげお祝いをしたのが起源と言われる大社の祝凧(いわいだこ)。2枚1組で、一方には千家家の後ろの鶴山を象徴する「鶴」、もう一方には北島家の後ろの亀山を象徴する「亀」の文字が描かれている。一つ一つ手作業で丁寧に作られた凧は、20センチのものから130センチのものまで大小さまざま。縁起物や装飾用としても人気が高い。

〒699-0701
島根県出雲市大社町杵築東724
TEL:0853-53-1553
FAX:0853-53-1553

定休日:不定休
営業時間:9:00〜19:00

アクセス
一畑電車 出雲大社前駅から徒歩10分
一畑バス 「正門前」バス停から徒歩1分

自店、島根県物産観光館
※電話・ファックス注文有り

大きいものは制作に4〜5日かかる

大社の夏の風物詩「じょうき」「鯛車」も制作


高橋日出美さん
会社勤めの傍ら実家の凧作りを手伝っていたが、退職後本格的に職人の道に入り祝凧制作に励んできた。祖父の代から3代伝わる祝凧をそのままの形で後世に残そうと、25年にわたって伝統を守り続けている。