嫁入り道具として家紋入りの風呂敷を持たせる風習のある出雲地方で、明治20年に創業した筒描(つつがき)藍染の老舗。筒袋に入った糊を生地に絞り出して模様を描き、天然の藍で何度も染め上げる。この伝統の「筒描」の技法による藍染は現在とても珍しく、県の無形文化財にも指定されている。最後に高瀬川で糊を落とす作業風景は、出雲地方の風物詩。一枚一枚丁寧に染められた深みのある色は、今も昔も変わらず受け継がれている。

〒693-0011
島根県出雲市大津町1109
TEL:0853-21-0288
FAX:0853-21-0288

定休日:不定休
営業時間:9:00〜18:00

要予約(無料)
自店、アトネス出雲、島根県物産観光館
※電話・ファックス注文あり

URL:http://www.izumo-net.ne.jp/~nagatasen/


「伝統の「筒描」の技法

落ち着いた藍色が魅力のストールや帽子などの製品も

プレゼントなどにもあうさまざまな製品

丁寧に藍がめの管理をおこなう
長田茂伸さん・長田匡央さん
4代目の茂伸さんと5代目の匡央さん、現在親子2代で伝統を守り続けている。代々受け継がれてきた技を次の世代に継承する使命感とともに、親子で一枚のものを作り上げる喜びを感じながら製作に励んでいる。