大阪市のラーメン店が訪日外国人観光客と日本人の価格を別々に設定する「二重価格」を導入したところ、外国人観光客とトラブルになり話題になっています。
インバウンド需要が高まる中、二重価格の導入は果たして「あり」なのでしょうか?
このニュースに対して賛否の声が上がっており、気になっている方も多いのではないでしょうか?
ということで今回は、
・ラーメン店の二重価格とトラブルの内容
・二重価格は法的に問題ないのか
・二重価格に対する賛否の声
について詳しくお伝えしていきますね!
ラーメン店の二重価格とは?大阪でのトラブル内容を解説!

大阪市の難波駅近くでラーメン店を営む「我道家ラーメン」では、日本人と外国人観光客で異なる料金を設定する二重価格を導入しています。
店主の新井悠介氏は「二重価格設定をやることによって、リスク背負ってやっているんです」と番組の取材に答えています。
具体的には、券売機のトップ画面で日本語が分かる方と分からない方で分けており、日本語以外の言語を選択すると商品価格と商品の仕様が変わることを明記しています。
日本語で書かれたラーメンは1000円ほどですが、英語表記のラーメンは2000円に近い値段です。
その分、インバウンド向けの味付けや具材が入った特別な仕様になっているといいます。
ところが、2025年1月4日に中国人観光客との間でトラブルが起きました。
中国人観光客は最初にインバウンド用のスペシャルラーメンを食べましたが、食べ終わってから「これはメニューが違うんじゃないの」と差額の返金を要求したのです。
店側はラーメンの仕様が違うことから返金できないと説明しましたが伝わらず、押し問答になりました。
やむを得ず警察を呼ぶと伝えたところ、中国人観光客の態度は一変し、謝罪してきたといいます。
店側もそれを受け入れ、警察を呼ぶことはありませんでした。
店側は公式Xで「ただいま、中国人が店でトラブルを起こしており、警察を要請しております。中国人をこの先出入り禁止にしようと思います」と投稿しましたが、後に「いったんは検討しますという意味で言った言葉であって、出入り禁止というのを明確にしたわけではない」と説明しています。
外国人観光客への二重価格はあり?法的な問題は?

二重価格を設定することの難しさは、他の施設でも起きています。
世界遺産・姫路城でも当初、外国人料金を4倍にする案が浮上しましたが、日本人と外国人旅行者の区別が難しいなどの理由で断念することになりました。
観光業に詳しい専門家の木曽崇さんは、二重価格を設定するためには2つのポイントを押さえることが重要だと話します。
1つ目は、割増料金ではなく、割引料金の料金設定にすることです。
全体を上げたうえで、地元の住民なのか日本国籍を持っている人なのか、割引をしますというような形に料金設定をすることが重要です。
2つ目は、割引を受ける人側が自主的に自分の身分を証明をするという形式を作ることです。
「お前は対象じゃないのになんで安い飯食べているんだ」といったトラブルが必ず発生することになるため、この仕組みが重要だといいます。
実際、諸外国では地元発行の運転免許証やローカルIDを提示することで、ホテル・レストラン・テーマパークなど幅広い施設で割引を受けられる文化が定着しているということです。
二重価格に対する賛否の声をまとめ!

この二重価格導入に対して、ネット上では賛否両論の声が上がっています。
賛成派の意見としては、以下のような声があります。
「外国人観光客向けに特別な仕様にしているなら、価格が違うのは当然」
「海外でも二重価格は普通にある。日本だけダメという理由はない」
「オーバーツーリズムで地元住民が困っているなら、二重価格で調整するのもあり」
一方で、反対派の意見としては、以下のような声があります。
「国籍で価格を分けるのは差別ではないか」
「日本語が分かる外国人はどうなるのか。運用が難しすぎる」
「トラブルの元になるだけ。やめた方がいい」
賛否両論ありますが、二重価格を導入する場合は、専門家が指摘するように「割引料金方式」と「身分証明の仕組み」をしっかり整えることが重要だと言えそうですね。
まとめ
今回は、大阪のラーメン店の二重価格導入とトラブル、賛否の声についてお伝えしました。
大阪市のラーメン店「我道家ラーメン」では、日本人と外国人観光客で異なる料金を設定する二重価格を導入しています。
日本語表記のラーメンは1000円ほどですが、英語表記のラーメンは2000円に近い値段で、インバウンド向けの特別な仕様になっています。
2025年1月4日に中国人観光客とトラブルになり、警察を呼ぶ騒ぎになりましたが、最終的には和解しました。
二重価格に対しては賛否両論の声が上がっており、導入する場合は専門家が指摘する「割引料金方式」と「身分証明の仕組み」を整えることが重要だと言えそうですね!
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回の記事もぜひご覧ください。
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